女の人

症状から大腸がんに気づく│定期健診が悪化を防ぐ

血液をきれいにする治療

院内

日頃の体重管理も重要

慢性腎不全などが原因で透析治療を受けている人は、全国で約30万人いると言われています。そのうち都内の患者はおよそ10分の1です。人口約90万人の世田谷区でも2千人近い人が透析治療を受けている計算になります。世田谷区内では血液透析が受けられる施設が20件以上あり、1施設当たり100人前後が定期的に治療を受けているものと推定されます。慢性腎不全の状態になると自力で尿が作られなくなるため、血液中から老廃物を取り除くための治療が欠かせません。対応する病院やクリニックでは専用の透析室を用意しています。1回当たり4時間ほどをかけて血液を器械に循環させますが、治療中はベッドの上で安静にしている必要があります。施設側でもテレビを設置したりパソコン利用ができるようにしたりして、少しでも快適な時間が過ごせるように工夫しています。対応施設で血液透析を受ける際には、日頃から水分を摂り過ぎないようにする体重管理も欠かせません。血液を循環させる間に不要な水分を取り除くことを除水と言います。除水量が多すぎると血圧が急激に低下して体調悪化を招く場合もあるのです。水分と体重管理のコツは担当医から教わるといいでしょう。

提携先病院が多いほど安心

透析治療に先立っては、事前に内シャントと呼ばれる手術も必要となります。これは血液を効率よく体外に取り出すために、腕の動脈と静脈を縫い合わせる手術です。この部分に針を刺して血液をダイアライザーという器械に循環させます。ダイアライザーとは、腎臓の代わりに血液をきれいにしてくれる器械です。このダイアライザーを通して血液から尿毒素などの老廃物と余分な水分を取り除きます。同時に血液の電解質とPH値も調節され、最適な状態にしてから体内に戻されるのです。血液透析の最中は、急な体調の変化にも絶えず注意していなければなりません。万全の体制を敷くクリニックでは、事前に尿素窒素やリン・カリウムなどを測定する血液検査を欠かさないものです。それでも合併症が発生した場合には、血液透析を行なうクリニックだけでは対応できないこともあります。幸いにして世田谷区は、都内でも医療機関数が最も多い区です。透析設備を備えたクリニックでも近くの提携病院が多いため、合併症発生時には迅速に対応してくれます。いざというときでも提携病院の多い世田谷区内のクリニックは、安心して透析治療を受けられることから多くの患者さんに利用されています。